究極の選択

導入

 さて。今日の起床は昼12時。以前から借りていた、せねばと思っていた同人PCゲームをすることにした。これに関してはまた別の項を設けるとして、うむ。
 最近某氏の恐怖発言により極力毎日3食を心がけているんだが、それの実践として、起きたのが昼であったので昼食を採る事にした。
 今起きたばかりでしかも前日、特に夕食はハイカラだったのでそこまでおなかが減っているわけではなく、しかも夜はその後宅飲みをして夜更けまで肴を食べていたこともあり、尚腹は減っていなかった。
 しかし先のも述べたように、毎日3食採らないと大変なことになると某氏が言っていたので、特に実践が難しいわけでもなく、本能に従えばいいだけの快楽を伴う事象なので、先のゲームをしながら昼を採ることにした。

準備
沸騰水

 さあ、今日はうどんである。まあ昨日も今日も、そして恐らく明日もうどんだろうが・・・因みに業務スーパーの1kg10束187円の乾麺である。
 そのためにまずはお湯が必要である。流し台に放置されていた前回使ったまんまの片手鍋を、洗剤をつけたスポンジで洗って、ついでに放置されていた、依然前回のままのコップと箸も洗って、やっと鍋への注水である。これを終えると漸くコンロ強火に当てて沸騰させる。これには時間がかかるので、その間他の準備をする。それはつゆだ。

つけ麺方式

 これに関しては変遷があり、うどんに関してはこちらは、1,2回生のときから既に活用していたんだが、つゆに関しては、もうここ数ヶ月前から活用しだしたのだ。というのも、もうね、確かに今まではだからかけうどんとして粉末スープを使っていたわけだ。かけなので勿論温かい。しかし以前から某その2氏が使っていたのと併せて、この暑い夏は冷たいつゆとうどんで涼しく過ごせるつけ麺方式にしてみたのだ。

つゆ

 閑話休題、つゆつくりである。コップに山葵と2倍濃縮のつゆと氷を入れる。水は入れない。
 !!?2倍濃縮なのに氷を入れない?!うむ。我ながら狂ってるが、今までの教訓として、まず水を、ケチなのでどうしても入れすぎて結果水っぽくなって薄めてしまう。また、冷たくするために氷を入れるのだが、これもまた想定外の希薄効果を生み、更にはうどんに残された水気でも更に薄められ、それらから結局希釈水は不要だと至ったのである。特に意外と氷の割合が多い。また、あとは必ず食後に異常な量が飲されずに廃棄されてしまうつゆを見て、どう考えても希釈水は不要なのである。
 と、そういいたいのだが、実のところ、ぶっちゃけつゆが残り少しだった。rzそうでなくても薄まるというのに、そもそものつゆの絶対量が少なくて、やはり希釈水を入れる危険は避けたのである。
 そしてこのときそれに関して多少の不安の感じたのだが、結果として見事に的中した。rz

山葵

 また山葵に関してだが、これに関しては個人的王道、つまり冷たいうどん若しくはソバ、素麺には山葵以外の薬味はありえない、と考えるので、薬味としての山葵に関するこれ以上の言及は許さない。

奇跡的コラボレーション

 うむ。さて、沸騰し終わっていざ投入である。冒頭述べたように、腹は減ってない。形式的に食べるのである。故に量は要らない。いつもならうどん2束36円を茹でるのだが、今回はもち1束18円だけを茹でる。しかしだ。いざ食うとなると、腹が減ってくるもの。ちょうど以前買って微妙だった、食い応えの無かった同じく業務スーパーの素麺1kg10束178円を1束だけ同時投入することにした。だからだから質量的には計200g36円である。ただ、体積的には少しうどんダブルよりは減る。丁度いい量だろう。食って満腹感を得られた上で、まあ要らないものを消費できる。
 因みに、この運用は2度目である。うどんと素麺のコラボ、本日2度目でございます。何気にね。ほんとにね。

湯きり

 そんなこんなで何とか茹で上がった。さて、ここからは修羅場だ。湯を流水で置き換え、麺を冷やす。その後それをどんぶりに移して、つけ麺の麺は完成。
 しかしこれが難しい。まあ金網を使えば楽なんだろうが、今後継続使用を考えた時の管理維持が大変なのと、そもそも出すのが面倒なので、使わない。だから手で鍋からの麺の流出を防ぎながら常に水を新鮮にして冷やしていかねばならないのだ。この換水作業が至難。麺が、特に素麺が入ると、これは想像を絶する作業となる。油断すればすぐに指間を通り抜け、流し台におじゃん。rzこれほど自分を責めることがあるだろうか。そして一本、また一本と、少ないが確実に食せる量が減っていくのである。ああ無情。rz
 まあそんなことは置いといて、その作業も何とか無事終えて、その頃には既に冷えた麺を手作業でどんぶりに移す。さて。これで準備は終了である。仕事机上につゆ入りコップと麺入りどんぶりを運んで、準備完遂である。

実食
ゲーム再開

 さて、漸く食事にありつける。長かった。ゲームは一時中断したままだった。漸く再開できる。
 つゆを見ると、山葵で緑白濁の液体と化している。その中に麺をテキトーに箸ですくって入れる。テキトーにかき回して馴染ませてから、食べる。うむ。冷たくて、多分おいしい。このつけ麺形式にして何が良かったかって、これなんですね、この暑い夏につめた〜い物を”つるっ”と逝ける事。もう病み付きです。冬はでもかけうどんですね。

究極の選択

 うむ。なんか無理矢理「うまい!」とか言ってる気がする・・・
 そう、気付いてしまった・・・明らかにつゆが、つゆが、薄い。rz寧ろ麺の微小片がつゆを舞って、麺そのものの味がする。rzもはやつゆではなく、うどん水そのものだった。因みにうどん水とは先の説明どおりの液体のことを指す。
 さて。あなたならここでどう思考するだろうか。普通なら、勿論つゆを再投入するだろう。しかしよく考えてみて欲しい。前述どおり、既につゆは完全消費してしまっているのである。一滴も、残されていないのである。じゃあ醤油?うむ。生憎、某の家には醤油なるものは存在しない。うちを舐めるなよ。さて、どうする?
 そこで某は考えた。まだ麺はある。しかも半分以上。しかしつゆはほぼ水である。うむ。


 (1)まず1つ目は、半分以上ありしかも腹はそこまで空いていないということで、夕食に回す。
 (2)2番目は、つゆを買ってくる。
 (3)3番目は、依然そのまま水状つゆにつけて食う。


 まず(1)から考察しよう。この案は、大変合理的である、経済的であり、恐らく最も理想案である。間違いなく普段の某なら、これを選んだ。が、である。ああなんとも無情である。数ヶ月前からラップが切れていた。rzそう、保湿効果のついた蓋となるべきラップが、なくなっていたのである。これは痛い。痛すぎる。萎えた。rzよってこれは却下。まあ確かに代替物はいくらでもあろうが、やはりラップが一番使い勝手がよく、ラップ以外に使いたくなかったので、却下となった。
 次は(2)である。こちらは、一時は考えたが、しかしながら遠い。面倒すぎる。故に却下。
 最後(3)である。うむ、これは某にはよくある妥協案である。もう、食い物なら何でもよく、雰囲気的に可能なら、それは可能なのである。だから、なんか水っぽいが、っていうか水だが、それでも一応気分的にはつゆにつけている雰囲気なので、麺を食い続けることが可能なのだ。ぶっちゃけ意識してからは物凄く味気ないんだが、雰囲気的に問題ない。これはあれだ、業務スーパーで冷凍コロッケを揚げずにレンジでチンして物凄くまずいが、っていうかぶっちゃけコロッケとは認めたくはないが、コロッケはコロッケなので何とか食べて食事を済ますのに似ている。因みに、冷凍コロッケのレンジチンはまずいので推奨しない。
 さて。まあここまで来ると大体某がその後どのように食ったかは、想像に難くないだろう。おおかたの人は、(3)と思っただろう。某もそう思ったし。

合理的解答

 はい。(1)(2)(3)のどれにしようか結局困り果てて考えているうちにゲームにのめり込んで結局食うの忘れていつの間にか夕方になってそのまま干からびて微妙に伸びた麺を殆ど水の液体につけてまずく食しながら夕食になったとかは、恐らく誰も想像できなかったのは言うまでもない。