はい。既に日付は変わりましたが、変わる前に≪唄≫全クリしました。≪唄≫だけに、SONG OF ヒロインⅠ,Ⅱが最高です。

制覇

 とりあえず概感として、意外とどの末路も良かったと思います。意外と真相路もしつこくなくて(ヒロインの教授との関係及び正体独白場面は微妙にこじつけ臭かったが、十分許容範囲内だった)、常に淡々と語られるのがあっさりとしていて無理も生ぜず、無用に長いくてその上こじ付けがましい作品(≪悪魔≫とかそんな固有名詞出してませんからね汗)よりよっぽど良かった。
 どの末路も、何か引っかかるような終わり方だったが、その淡々さのあまり、どんなにありえない設定だろうとも、見るものに否定させない。その謎めき具合をほどほどに残しておいたほうが爽快にすら感じる。
 特に、やはり、3路あったのだが、まず最初、真相も語られないまま流れる路に関して言えば、寧ろこれが最良末路だったとも取れる。
 次に、怪異が世界汚染する路。これは、ヒロインサイドから言うと、最良なのだろうが、抹殺サイドから言うと、まさに最悪末路。
 そして、ヒロイン死亡路。これは、ヒロインサイドから言うと、明らかに最悪末路だが、抹殺サイドから言うと、最良末路。
 うむ。途中から一人称が入れ替わる且つ淡々と語るので、後者2末路は、最良でもあり最悪でもある、ただただ結果のみを語り、見てる側も淡々と見て、ああそうか、と思うしかないわけで、善と悪のどちらかに判別しようものなら、その判別行為自体の意味を否定する。だから最初の末路たる無真相末路は、そもそも善悪とかの意味がなくなる前に全体的に、ああ良かったね、と明らかに言える状態で終了したので、これはまさに最良末路に相応しいか。そして相対的に後者2末路は、寧ろどちらも最悪末路に相応しいか。

音楽

 あと、音楽が良かった。と言っても流石にブギーポップのサントラのように全曲良かった、とまでは言わない(アルバム可食率100%を誇るのは今のところこれとうーばーのみ)。
 とりあえず全クリ後速攻音楽図書館にて目当ての音楽を探す。それ、「SONG OF ヒロインⅠ」及び「SONG OF ヒロインⅡ」。まさにこのゲーム根幹にかかわる最重要人物、ヒロインのための曲であり、このゲームの名称そのものである。これは、ズバリビンゴした。早速オンリーリピートなヘビロ決定。
 再プレイ自体はしないが一度全クリ済みなので、既にこの世界観は把握した。よって、あとはこの2曲を聴くだけでこの世界観に浸れる算段。

結論

 これ意外と凄いね。おもろいとかじゃなくて、凄いわ。


 ま、ねこのほうがいいんだけどね。